小学生の卒業式の服装はどうする? 子供の服装の選び方
投稿日:2022年10月23日
制服や標準服のない小学校では、卒業式のお子様に何を着せたらいいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
成長の節目となる卒業式は、思い出に残る装いで迎えたい。T.P.O.を守りながらも式典らしい華やかさのある、服装の選び方を知っておきましょう。
小学校の卒業式では子供に何を着せる?
卒業式の服装に関して学校で配られるプリントに「服装自由」と書いてあったとしても、「=カジュアルでOK」という意味ではありません。
校長先生を始め先生方が礼装で参列するのを見ても分かるように、卒業式は学校にとって大事な公式行事。公式な場にふさわしい格式ある服装を選ぶのがマナーです。
できれば避けたい卒業式のNGコーディネート
では、避けた方が良いコーディネートとはどんなものなのでしょうか?
カジュアルウェア
Tシャツ、トレーナー、スウェット(シャツ・パンツ)などは、たとえ高価なブランド物であっても普段着なので、卒業式という式典の場で着るのはくだけ過ぎています。襟がついているシャツにベストやジャケット、スクールセーターやチルデンセーターにタイ(リボン)を結ぶコーディネートなどが良いでしょう。
派手過ぎるドレスやワンピース
習いごとの発表会やパーティー用に購入したドレスやワンピースは、シックで落ち着いた色やデザイン以外は避ける方が良いでしょう。派手過ぎる服装は式典会場で悪目立ちしてしまいます。
卒業式におすすめの服装は、紺、黒、グレーなどの上品で落ち着いた色のスーツやワンピースです。
また近年は小学校の卒業式でも、袴姿の参加が見られます。袴は伝統的に女子学生の制服だったため、卒業式にふさわしい品格があります。格式がありながらも華やかさがあるという点が袴人気の理由のようです。
小学校の卒業式で子供にスーツを着せるメリット
スーツは着るだけであらたまった印象になり、式典にふさわしい落ち着きが生まれます。制服のほとんどがスーツタイプなのを見ても分かる通り、きちんとしながらもスーツは比較的動きやすい衣服。活発に動く小学生にも安心して着せることができます。
卒業式用にスーツを用意しておくと、結婚式やパーティーなどドレスコードのある場へ行く際に活用できます。
小学校の卒業式で子供に袴を履かせるメリット
華やかで上品な袴姿は、「卒業式ならでは」の衣装。小学校の卒業式という大切な記念日を彩る、最高の装いです。伝統的な袴姿はご年配の方々にも受けが良く、特別感があり写真撮影でも格別の美しさとなるでしょう。
普段スカートを履かない女の子の中には、慣れないスカートのスーツよりも、ハイカラさんコーデの袴の方が凛々しくて好きという子も少なくないのかもしれません。
袴を履かせる場合購入が良い? レンタルが良い?
小学校高学年から中学生期は、女の子の成長が早い時期。袴を購入したのはいいけれどお子様が成長して一回しか着られなかった……といったことも珍しくないので、卒業式以外着る機会がない袴は、レンタルにするのがおすすめです。
小振袖も、ゆき(袖丈・肩幅)を伸ばしても成人式や大学の卒業式に着るのは難しいので、今のお子様に合った色柄でレンタルするのが賢明でしょう。
近年小学校の卒業式で人気がある袴。着物は卒業証書を手にするお子様を最高に可愛らしく彩ってくれます。一生の思い出に残る卒業式だからこそ、お子様の服装を袴にしてみてはいかがでしょうか?