身長が高い場合どうする? 高身長さんが振袖を着るときの選び方
投稿日:2021年09月16日
絵柄を美しく見せるのが、振袖を着こなすポイントです。背が高い方は絵柄を見せられる面積が多いので、上手な柄選びをすればとても華やかな振袖姿になります。高身長だからこそ引き立つ振袖の選び方をご紹介します。
高身長さんが振袖を選ぶときに注意しなければならないこと
振袖をレンタルする場合、高身長さんはできるだけ早めに着物選びを始めるのがおすすめです。着物レンタルスタジオでは身長などに合わせてサイズ別に仕立て上がりの振袖を用意していることが多いですが、身長170cm以上に対応するサイズは数が少なめで、良い柄は早く予約済になってしまいます。店舗によってはトールサイズを取り扱っていない場合もあるので、期日には十分余裕を持って探し始めるようにしましょう。
高身長さんの振袖の選び方
インパクトのある色や柄をモデルのように着こなせるのが高身長さんの強みです。長所を活かすには、以下のような柄行きや色を選ぶと良いでしょう。
総柄の着物を選ぶ
背の高い方は、全体に柄が入った「総柄」を着丈いっぱいに見せることができます。特に大胆な総柄は、背の高い方にこそ着こなせる着物。地色は黒や紺などはっきりした濃色を選ぶと、着姿をシャープに引きしめてくれます。
大き目の柄の着物を選ぶ
高身長さんは、大柄の着物を着ても柄に負けることがありません。大輪の芍薬や扇面のような大柄も、バランス良く着こなすことができます。大きな柄との対比ですっきりと、細見え効果も期待できます。
レトロな柄の着物を選ぶ
高身長さんは、人気のレトロ柄の着物もやぼったくならず着こなすことができます。黒や紺といった個性的な地色も、高身長さんが着るとすっきりした印象に。脚が長いので、熨斗目や花丸、扇面といった大胆な古典柄も絵柄がきれいに映えます。
細かな柄や可愛い柄は使い方がポイント
高身長さん=大柄と決めつける必要はありません。細かな柄が好きなら、総柄で地色を大きく切り替えるような柄行きを選べば、たっぷりと華やかな着姿になります。
可愛い系コーデが好きな方は、丸みのある大きな花柄を配したものを選べば、可愛くてインパクトのあるスタイルに仕上がります。
振袖は、自信を持って華やかに着るのがいちばんです。帯や小物使いで高身長さん向きのコーディネートにすることもできるので、まずは自分が好きと思える柄を選んでお店の方に相談してみましょう。
振袖が若干小さいときの対処法
振袖をきれいに着るためには着物の寸法、特に着丈と裄丈(ゆき)が身体に合っていることが重要です。手を上げた状態で裄丈を測ると手を下げた時に袖が短くなるので、手を45度に下げた状態で背中心から手のくるぶしまでを測ります。実測した着丈におはしょり分(約14~20cm)をプラスすると身長と同じくらいの長さになるので、着丈=身長と覚えておきましょう。バストがある方やぽっちゃりさんは着丈を長めにみるようにします。
高身長さんは手の長い方が多く、既成品の着物だと着丈や裄丈や足りなくなることがあります。その場合は、着つけを工夫することである程度カバーできます。
袖が短い場合
袖が短い(裄丈が足りない)場合は衿を少し開き気味に、半衿を大きく見せて着ることで、肩巾分を袖の方へ持ってくることができます。衿が開いても品が悪くならないように、おしゃれな半衿を選んで上品にコーディネートするのがコツです。
着物の丈が短い場合
丈が短い場合はおはしょりを短めに取って調節します。この時帯を若干低めに結ぶようにすると、おはしょりの短さが目立たずすっきりした着姿になります。若い方は高い位置で帯を結び、年配の方は低めに結ぶというのが一般的な着つけのセオリーですが、高身長さんが高い位置で帯を結ぶと、帯の下が長く縦延びして見えてしまいます。低めに帯を結んでも若い印象を作れるのは、脚が長い高身長さんのメリットです。
柄や着方のポイントを押さえれば、高身長さんの振袖姿はとても華やかなものになります。上記を参考に個性を活かせる振袖を選んでください。
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