着物の着付けを行う際に必要になるものとは?

投稿日:2019年07月31日

着物の着付けを行う際に必要になるものとは?

着物を着るときは、着物の他にどんなものが必要なのでしょう? 着物の他に身につけるもの、着付けを行う際に必要になるものを、まとめてご紹介します。

下着

和装ブラジャーをつけ、上半身に肌着(肌襦袢)、下半身に裾よけをつけます。素材は綿かガーゼなど。肌着と裾よけの代わりに着物用スリップを着ることもあります。

長襦袢

着物のすべりを良くするために、着物の下に着る下着です。絹・麻・綿・化繊などさまざまな素材のものがあります。襟の部分には半襟を縫い付けます。着丈や袖丈は着物よりやや短かめに。色は白か淡い色目が無難です。

半衿

襟の汚れよけの目的で襦袢に縫いつけるものですが、衿からのぞかせて着こなしのアクセントにします。重ね衿、伊達衿とも言います。色や柄も豊富で、レース素材やパールの付いたものなどデザインバリエーションが豊富です。

衿芯

襟カラーとも言います。張りのある芯材で、半襟の中に挿し入れて襟がよれるのを防ぎます。

補正用品

胸元は凹凸のないきれいな鳩胸、ウエストはくびれがない寸胴に整えると、着崩れしにくく美しい着物姿になります。通常の場合、補正は補正パッドやパッド付き和装ブラジャーを利用しますが、タオルを使って補正する場合もあります。

腰紐

長襦袢に1~2本、着物(長着)に1~2本を使います。素材は絹やモスリンなど。締まりがよく、喰いこんで苦しくならないものを選びます。

伊達締め

長襦袢、着物を締める下帯です。伸縮性があり、マジックテープで留める和装ベルトを使うこともあります。

着付けベルト(コーリンベルト)

伸縮性のベルトの両端にクリップが付いており、胸元がはだけないように身頃の端を留めます。着付けベルトを使わず帯紐で留める着付けもあります。

袋帯、名古屋帯、半幅帯など種類があり、着物に合わせた帯を締めます。着物と帯の色合わせ、柄合わせがコーディネートの最も重要なポイントです。

帯枕

帯をお太鼓や飾り結びにするときに、帯の形を整えるために使います。さまざまな大きさや形のものがあります。

帯板

帯にシワが出ないよう、帯の前面に差し入れて張りを作るための芯材です。

帯揚げ

帯枕を包んで留めるためのもの。帯から少し見えるので、着物と帯の挿し色としての役割もあります。振袖では絞りの帯揚げなどを使って大きく目立たせる着付けをします。

帯締め・帯留め

帯締めは帯の型崩れを防ぐために締める紐ですが、実用以上に着付けのアクセントの役割が大きい装身具です。帯留めは、帯締めの結び目につけるアクセサリーで、デザインも豊富で、七宝や宝石を使った高価な帯留めもあります。

足袋

着物を着たとき、靴下の役目を果たすのが足袋です。こはぜと呼ばれる独特の留め具で足首に固定します。木綿製が一般的ですが、伸縮性のある素材のものもあります。正装には白足袋が基本ですが、普段着や洒落着では着物に合った色足袋を履く場合もあります。

草履(靴)

草履は着物に合わせる最も格の高い履きものです。普段着には下駄や雪駄を合わせることもあります。洒落着の場合は、ブーツや編み上げの革靴など洋靴を合わせる場合もあります。

着物を着るときには、着物以外にこんなにもたくさんの衣類や小物・パーツが必要になります。着物に合わせた装身具をすべて揃えるのは大変ですが、レンタル着物マインでは、足袋と下着以外のすべてをレンタルすることが可能です。あれこれ用意しなくても全部マインに揃っています。色・柄・デザインも豊富なので、自分好みのコーディネートができますので、着物を着るときは、レンタル着物マインで一式レンタルをするのが便利でおすすめです。

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