個性的な着物を着たい人必見！個性的な着物の着こなし方

投稿日：2021年04月14日

近頃ファッションとして着物を楽しむ人が増えてきました。着物好きのおしゃれさんは伝統的なしきたりやルールにとらわれず、自分なりの個性的な着こなしを楽しんでいます。「私も着物を個性的に着こなしてみたい！」と考えている方のために、おしゃれに着物を着こなすためのポイントをご紹介します。

個性的と呼ばれる着物にはどのようなものがある？

個性的でおしゃれな着物ファッションは「リサイクル」「アンティーク」「レトロ」「モード」がキーワードです。

現在進行形で市場に出回っている着物は、成人式や結婚式など礼装用が大半を占めます。こうした礼装用の着物は高価なうえ無難な色や絵柄が多いので、個性的な着こなしにはちょっと不向き。リサイクル着物は価格もリーズナブルで、面白いデザインに出会う可能性大です。

昭和初期以前につくられたアンティーク着物。和服が普段着だった頃の着物は、デザインが豊富です。中でも「大正浪漫」や「昭和モダン」と呼ばれる、デザイン化された花柄や幾何学柄が狙い目。アンティークのレトロ柄着物は、“一周回って斬新なコーディネート”に欠かせないアイテムです。

超特大の花柄やレインボーカラーの縞模様など、現代的で大胆な模様の着物に強い色の帯や小物を組み合わせると、モードな雰囲気満点の個性派コーディネートが作れます。

着物のおしゃれは「組み合わせ」が大事。リサイクル着物やアンティーク着物を個性的に着こなすには、上手に小物を組み合わせるのがポイント。着物のおしゃれを楽しむ人がどんな小物使いをしているか、着こなしテクニックを知っておきましょう。

思い切って衣紋を抜き、胸元の合わせを深くして、長襦袢につけた半襟を大きく見せるように着つけます。半襟は胸元のアクセント。縞模様の着物×花柄の半襟、渋い色の着物×ビビッドカラーの半襟という風に、胸元をアレンジしてみましょう。

戦前の中年男性の着こなしを思わせる「着物＋カンカン帽＋丸メガネ」のコーディネート。男性が着ればそのままレトロモダンな着こなしになり、女性が着ればガーリーでキュートな味わいに。革の編上げブーツを組み合わせても素敵です。

ベレー帽に大正浪漫風のアンティーク着物を合わせて、レトロモダンな雰囲気に。渋めの小紋に黒や紺のベレーを合わせれば、サブカルな匂いのする大人可愛い着こなしができます。

帯揚げや帯留めは、着物の差し色やアクセントの位置づけなので、カラフルなものが数多くあります。こうした小物で遊んでみましょう。色にまた色を重ねるトゥーマッチな組み合わせも個性的です。

伝統柄から現代的な幾何学柄まで、近頃の足袋や足袋風ソックスはデザインが豊富。色柄付きの足袋を楽しめるのは普段着、しゃれ着ならではの特権です。

普段着、しゃれ着の着物なら、しきたりもルールを気にする必要はありません。「着てみようかな？」と思ったらまずは上記を参考に、自由に個性的な着物の着こなしを楽しんでみてください。着物でのお出かけは、ちょっと特別な気分を味わえますよ。

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