男性は浴衣の下に何を着る? 着用するべき肌着について

投稿日:2021年07月24日

男性は浴衣の下に何を着る? 着用するべき肌着について

もともと湯上り着だった浴衣。江戸時代の男性は、素肌に浴衣をひっかけて着ていました。でも、いまはどうでしょう? 男性浴衣の下には、何を着るべきでしょうか?

男性が浴衣を着るときには肌着を着たほうが良い?

時代劇では、浴衣姿の男がもろ肌を脱いで上半身裸になったりします。浴衣はもともと湯上りに着たものなので、素肌に直接着ても差し支えない衣類でした。いまでも男性の場合なら、下に何も着なくても浴衣を着ることはできます。ですが蒸し暑い日本の夏の場合、素肌に浴衣を着れば汗で浴衣が張り付きます。下に肌着を着る方が、快適に過ごせそうです。

浴衣を着用するときに肌着を着るメリット

肌着を着ると汗を吸ってくれるので、浴衣が肌に張り付かず不快感を抑えることができます。汗や皮脂は肌着につくので、浴衣本体は汚れにくくなります。汚れなければ風干しで済むので、毎回浴衣を洗濯する必要がありません。また下半身は肌着をつけることで裾さばきがしやすく、歩きやすくなります。

男性が浴衣を着る際の肌着の選び方

いつもの肌着でいいだろうと普通のTシャツと短パンを浴衣の下に着る方がいますが、あまり格好の良いものではありません。普通のTシャツと短パンは、なるべくなら避けたほうが良いでしょう。浴衣を着る時は、以下のような肌着をチョイスするのがおすすめです。


   

半袖Vネック

襟元から肌着のシャツが見えるのはTシャツでなくとも興ざめです。袖口からシャツが覗くのも昔のお父さんのよう。襟元から見えない深いVネックやUネックの半袖肌着が無難です。色は黒やグレーなどを選ぶと、「いかにも肌着」という感じになるのを防げます。

和装下着

男性でも和装下着をつけると、ぐんと着物を着慣れた感じがします。上下2パーツになった肌着アンサンブルもあります。浴衣の下に着る和装肌着には、綿、ダブルガーゼ、麻などの素材がおすすめ。楊柳のようにしぼがあり肌に張り付かない素材を選ぶと、風が通って快適に着られます。

半衿付きTシャツ

浴衣姿を気軽かつ粋に楽しむなら、半襟のついた和装Tシャツが断然おすすめです。Tシャツだから簡単着ることができ、半襟が付いているので襟元の乱れも気になりません。半襟にカラーがついているものを選べば、浴衣の襟元がきちんとしておしゃれに見えます。半襟部分には黒や茶、紺など色がついているので、浴衣の色と合わせて映える色を選ぶようにしましょう

ステテコ

着物を着る場合、ステテコを履いた方が圧倒的に裾さばきをしやすくなります。特に暑い時期は汗ばむので、ステテコなしだと浴衣が腿にまとわりつきます。ひざ丈位のステテコなら、大きく裾を割らなければ外から見えません。半襟付きTシャツとステテコでセットになったものもあります。

着心地の良さや浴衣を汚さない点だけを見ても、浴衣を着る際には男性も肌着を着るほうが良さそうです。機能面だけでなく、おしゃれという観点からも肌着にメリットがあります。浴衣を着る時はきちんと肌着を着て、浴衣の襟元の粋なおしゃれを楽しんでください。



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